新湊漁港で「昼セリ」が見学できます

2014-01-10 09:00
カテゴリー:イベント
新湊漁港で昼セリ見学

新湊漁港の「昼セリ」

通常「競り」というと早朝に行われるものをイメージしますが、新湊漁港では早朝と昼13時の2回競りが行われています。昼セリは地元では『七時(などき)のセリ』と呼ばれているとか。
浜前漁場と言われるほど漁場が近く、新鮮で種類も様々な魚介類がセリにかけられます。

「昼セリ」見学が出来ます(要予約)

競りを見学出来る場所はほかにもありますが、新湊漁港の「昼セリ」は早起きが苦手な方も大丈夫!
1年を通して、予約をすればいつでも見学が出来ます。(日曜日と一部の水曜日は漁がお休みのため見学出来ません)

《昼セリ見学お申し込み先》

新湊きっときと市場
TEL. 0766-84-1233 FAX. 0766-84-1244
9:00~17:00 年中無休(年末年始除く)
予約は団体でも1名からでもOK。見学は無料です。

「セリ」の見どころ

市場にいっぱいの鮮魚!

床一面にひろがるカニ・・・・!
時期それぞれにたくさんの種類の魚介類が並びます。
その光景が見どころのひとつ。

冬場の主役は、何と言ってもカニ!
当日の午前0時以後に出漁し、その日の昼にセリにかけられるので新鮮なズワイガニや紅ズワイガニが消費者のもとにおいしく届けられるのです。

競り落とされた魚介類は新湊の街中でも楽しむことが出来ます。

人間観察 その1:買い手

まず注目は買い手の方々。
目印は紺や黒の帽子に名札をつけていること。名札にはそれぞれの屋号が書かれています。
彼らは真剣なまなざしで目の前に並べられた魚介類を吟味してセリに臨んでいます。
セリがはじまると、手を挙げて指で値段などを合図しています。

人間観察 その2:セリを仕切る3人組

次に注目は、えんじ色の帽子をかぶった方々。3人ひと組で作業をしています。
ひとりはスピーカーを持って仲買人の方々の合図を読み上げる人。
ひとりはセリの記録を書き付けている人。
ひとりは競り落とされた魚介類に仲買人の屋号をかいた目印を置いていくひと。
この3人の連係プレーでセリが進められていきます。

なかでも読み上げる人は責任重大。間違えてはダメですし、ちょっとどもったり噛んだりしてしまうだけでもセリの流れが悪くなってしまいます。
鮮度が命の魚介類、少しでも早くセリが終わるようにするためか、とっても早口・・・・内容が聞き取れません。
あとで教えてただいたところ「屋号と買い付ける魚の量と値段」を読み上げているそうです。「毎日通えばヒアリング出来るようになるよ」とのことでした(笑)

どの関係者も真剣そのもの、緊迫した雰囲気の中セリが行われます。

※セリの間はフラッシュ撮影禁止です。(掲載した写真は市の観光課よりご提供)
見学中はほかにも注意事項があります。事前の説明をよくお聞きください。

鮮魚も買える、新湊きっときと市場

新湊きっときと市場新湊漁港のすぐ隣には、鮮魚やお土産、グルメもそろった「新湊きっときと市場」があります。
中に入るとまず、ずらりと並ぶ鮮魚!その向かいにはお土産物やさんもあります。
さらに、新湊の新鮮な魚介類を、和食、ラーメン、ピザなどさまざまな形で味わえるグルメコーナーもあります。
新湊の美味しいものを味わったり、カフェもあるのでまちあるきの足休めにもぴったりです。

新湊きっときと市場(おさんぽポイント)